原因や症状も異なる!? 物忘れと認知症の違いをチェック

物忘れと認知症は何が違うのか?

固有名詞が出てこない、用事を済ませようと立ち上がってみたものの何をするのか忘れてしまう…。近頃、物忘れが激しくなっていると感じることはありませんか? 「もしかしたら認知症かも?」と悩んでいる方もいるかもしれません。

物忘れと認知症は、原因も症状も異なります。双方の違いについて紹介します。

認知症は病名ではない! 症状・状態もさまざま

物忘れと認知症は症状が似ているため、同じように思われがちです。しかし、物忘れが激しくなったからといって、必ずしも認知症ということではありません。

物忘れの原因

日常の出来事や新しい情報の記憶には、脳の中心にある『海馬(かいば)』と呼ばれる器官が重要な働きをしています。海馬の神経細胞の働きが悪くなったり、神経細胞の数が減ったりすることで、物忘れが起こるそうです。海馬へ流れる血液の量が減少すると、神経細胞が酸素不足になり働きが悪くなるためです。加齢による物忘れの増加は、脳の血流量の低下に伴う海馬の機能低下が原因といわれています。物忘れは老化現象のひとつで、日常生活に支障がないものを指します。

認知症の原因

認知症とは、後天的な脳の障害により認知機能が低下し続ける状態のことで、日常生活に支障をきたす場合をいいます。病名ではなく、症状や状態を指すそうです。原因となる病気や異常が見られる脳の部位によって、症状も異なるのだとか。病気の進行に伴い、症状や状態が悪化していくといわれています。

認知症が見られる主な病気には、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症、前頭側頭型認知症などがあります。とくに、アルツハイマー型認知症の初期症状が物忘れと似ています。

老化による物忘れには、明らかな状態の進行は見られないようです。一方、アルツハイマー型認知症の場合は、徐々に進行するそうです。

物忘れと認知症の症状の違い

“物忘れ”といっても老化による物忘れと認知症では、症状が異なります。老化による物忘れは、体験したことの一部を忘れますが、忘れたという自覚があります。しかし、認知症は体験したこと自体を忘れ、忘れたという自覚もありません。朝食に何を食べたのか忘れてしまうのが老化による物忘れで、認知症の場合はは、朝食を食べたこと自体を忘れてしまうのです。

また、普通の物忘れでは人の名前が出てこないことがあっても、自分がいる場所や日付、曜日などはわかり、計算や判断もできます。一方、認知症の場合は、その人が誰なのかを忘れてしまうのはもちろん、自分の居場所や日付、曜日もわからず、計算や判断もできないといった状態になるそうです。

認知症の早期には、普通の物忘れと区別がしづらいケースもありますが、病気の進行に伴い、症状の違いが顕著になっていきます。

認知症では人柄も変わる?

認知症では、記憶障害や人・場所・日時など、自分が置かれている状況事態がわからなくなる見当識障害のほかにも、さまざまな症状が現れるそうです。

注意力・判断力の低下

言語障害

幻覚や妄想

抑うつなど

ほかにも、怒りっぽくなったり、周りへの気遣いができなくなったり…。以前はきれい好きだったのに、身だしなみを気にしなくなるなど、人柄が変わってしまうといった症状もあるようです。認知症は早期発見、早期治療が重要です。ご家族に気になる症状が見られたら、早めに専門医に相談しましょう。

生薬で物忘れを改善しよう!

日常生活に支障はないものの、普段の生活で物忘れが気になりだしたら、生薬を試すのも一案です。イトヒメハギの根を乾燥させた生薬「遠志(オンジ)」という生薬に、記憶機能を活性化して、物忘れを改善する効果が認められています。風邪薬や精神を安定させる作用のある漢方薬にも配合されているそうです。

2015年末に策定された『単味生薬製剤の製造に関するガイダンス』の中でも、遠志を有効成分とした医薬品に『中年期以降の物忘れの改善』という効能効果が定められました。物忘れの多くなる中高年の方にとって強い味方ですね。

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物忘れが気になりだした方に朗報です。物忘れを改善する薬が、2017年4月22日に、ロート製薬から発売されます。
生薬オンジから抽出したエキスを配合した『キオグッド顆粒(かりゅう)』は、顆粒製剤のため、のどにつかえにくく、飲みやすいのが特徴です。

温経湯

出典:ロート製薬
<販売名>キオグッド顆粒
<分類>第3類医薬品
<効能・効果>中年期以降の物忘れの改善

<用法・用量>
次の量を1日3回食前または食間に、水またはお湯で服用してください。
成人(15才以上)…1回1包、15才未満…服用しないこと
※食間とは、食後2~3時間をさす。

<用法・用量に関連する注意>
用法・用量を厳守してください。

詳しい商品情報はこちら
ROHTO商品情報サイト キオグッド顆粒

(文/大田あこ 薬剤師)

【参考】
ヘルスケア大学 加齢による物忘れのメカニズムと認知症との違い
http://www.skincare-univ.com/article/014400/
日本メジフィジックス一般の方向け情報
http://www.nmp.co.jp/public/info2/index.html
日本神経学会認知症疾患治療ガイドライン2010
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/nintisyo.html
関西医大市民公開講座 身近にある認知症の早期発見
http://www2.kmu.ac.jp/openSeminar/open10/03kinoshita.html

物忘れと認知症は何が違うのか?

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