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しんどい夏バテを漢方で回復させよう!

夏ばてにおすすめの漢方は?

何だか食欲がなく体もだるいし、疲れが取れない。夏場にこのような症状がみられたら、それは夏バテかもしれません。

だんだんと体力も気力も奪っていく夏バテ。今回は東洋医学の観点から、夏バテを徹底解明していきます。

東洋医学からみる「夏バテ」ってどんな状態?

夏バテの症状は、疲れやだるさ、食欲不振など、さまざまな不調が思い浮かぶでしょう。主な原因は、夏の暑さや寒暖差による自律神経の乱れによるものとされています。

中医学の世界では、季節や気候の変化が体に悪影響を与える場合「暑邪(しょじゃ)」「寒邪(かんじゃ)」「湿邪(しつじゃ)」「燥邪(そうじゃ)」「風邪(ふうじゃ)」「火邪(かじゃ)または熱邪(ねつじゃ)」と、6つに原因を分類します。

日本の夏は、この中でも暑さによる暑邪と、蒸す湿邪。また冷房による寒邪がおきやすく、これら3つの邪により、東洋医学の基本とされる「気・血・水(き・けつ・すい)」が乱れ、自律神経や体調に不調をきたすといわれています。

夏バテの原因!3つの“邪”を見抜く!

暑邪、寒邪、湿邪と、夏バテにも3つ原因があることがわかりましたが、それぞれ症状が異なります。ご自身の不調と照らし合わせながら、原因を考えてみましょう。

・暑邪による夏バテの症状

暑邪が影響して夏バテを起こすと、血液や栄養の循環、精神・思考・気血をコントロールする「心(しん)」と、呼吸や免疫、尿や汗などの水分代謝をコントロールしている「肺(はい)」の働きが悪くなります。

「心」に負担がかかると、汗とともに血液循環が悪くなり、心臓などに負担がかかりやすくなり、動機がおきやすくなります。

「肺」の働きが悪くなると、大量に汗をかき、それによって水分不足になり肌が乾燥しやすくなります。また汗とともに体内エネルギーである「気」も流れ出てしまいやすくなります。

・湿邪による夏バテの症状

湿邪は「脾胃(ひい)」の働きを鈍くさせます。食べ物の消化吸収を悪くさせ、食欲不振や倦怠感、下痢や軟便、むくみなどに繋がります。

・寒邪による夏バテの症状

寒邪は「陽気不足」という全身のエネルギー渋滞を引き起こします。血行障害や強い冷えを感じる場合は、寒邪による夏バテの可能性がありそうです。

このように、夏バテにも特徴は様々。ご自身の症状を考えながら、薬膳や漢方などを取り入れていくのがよいでしょう。

夏バテに効果的な漢方薬

漢方薬を用いる場合は、ご自身にあったものを選ぶのが大切です。ここでは夏バテに使用される漢方薬をご紹介しますが、症状を見極めながら、適切な漢方薬を取り入れるようにしましょう。

・清暑益気湯(せいしょえっきとう)

中医学では、汗ともに気(エネルギー)が失われると考えられます。

清暑益気湯は体の熱を冷ます生薬と、胃腸の働きを補う生薬、水分を補う生薬を配合し、夏バテに用いられることの多い漢方薬です。

ほてりや体のだるさ、疲労感や気力がないといったタイプに効果的です。

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

補中益気湯は、胃腸の働きを補い消化吸収を助け、体力を回復させます。

食欲がない、倦怠感が取れない。気力がないといったタイプに効果的です。

・六君子湯(りっくんしとう)

六君子湯は胃の粘膜を保護して、胃腸の働きを良くしてくれる漢方薬です。

食欲不振や胃弱、みぞおちの辺りのつかえやに効果的です。また疲れやすさや冷えにも効果を発揮します。

ご自身の不調と合わせて、これら漢方を取り入れてもよいでしょう。漢方薬は相性があわないと効果を発揮しません。不安な方は、適切な医療機関や漢方薬局などと相談し、夏を乗り切りましょう。

(文/大田あこ)


【参考】
夏バテに漢方薬が効果的?早めの対処で夏を元気に乗り切ろう! | いしゃまち
https://www.ishamachi.com/?p=11452

夏バテせずに、パワフルに過ごす!~夏の薬膳~ [薬膳料理] All About
https://allabout.co.jp/gm/gc/301374/2/

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夏ばてにおすすめの漢方は?

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