体を優しくいたわる韓国の伝統茶を知ろう

韓国のお茶の効能について知ろう

薬食同源をもとに考える、韓国の伝統茶

水分補給だけでなく、美容や健康など、いろいろな場面で飲まれるお茶。台湾茶や中国茶のように、韓国にも伝統茶と呼ばれるお茶があることを知っていますか?

韓国料理は「毎日の食事からからだの健康を保ちましょう」という薬食同源の考え方を基本としています。韓国の伝統茶も、ちょっとした体の不調を整えたり、リラックス効果があったりと、薬食同源をベースとして考えられているんです。

今回鎌倉に韓国料理のお店を営む「HANON 韓音」(以下:ハノン)のオーナー李薫子さんに、韓国の伝統茶についてお話をうかがいました。

伝統茶は、体調や気分にあわせて選んで

神奈川県・鎌倉市にあるハノンでは、韓国の伝統茶を楽しむことができます。今年7月でオープンから7年目となるハノンは、韓国家庭料理の先生である李さんと、娘さんの2人で営む韓国カフェと料理教室のお店。食を通じて人と人をつなぎ、広く韓国の家庭料理を知ってもらいたいという気持ちからお店を始めたそうです。

中国茶などと異なり、あまり聞きなじみのない韓国の伝統茶ですが、韓国の食生活の中では、なくてはならない飲み物のひとつです。
「利尿作用のあるコーン茶は、日本の麦茶のように良く飲まれるお茶です。またリラックスしたいときは、香りのよいバラ茶などを飲みますよ」

韓国の伝統茶は、その日の体調や気分に合わせて選ぶのが一般的です。おもに果実や穀物、野草や花を材料とし、煎じたり水出しにしたりして飲んでいるそうです。ハノンで使われている平べったくて厚みのある大き目のカップは、李さんが韓国へ直接出向いて仕入れているこだわりの器。韓国のお茶を味わうなら、陶器など細部までその雰囲気を味わえるのは、嬉しいですね。

甘くて酸っぱい!? 個性豊かな味を楽しもう

それでは、ハノンで人気のお茶をご紹介しましょう。

韓国のお茶の効能について知ろう
オミジャ茶。

・オミジャ茶

韓国語で「オミジャ」と呼ばれる、チョウセンゴミシの果実の実を煮出して作る、オミジャ茶。オミジャは漢字で「五味子」と書き、甘み・酸味・苦味・辛味・塩味の5つの味を感じられるという不思議なお茶です。グレープフルーツのような味わいで、さっぱりとしています。咳止めや消化促進に効くといわれています。

韓国のお茶の効能について知ろう
スジョンガ(水正菓)。

デザートのときに飲むお茶として、楽しまれているスジョンガ。生姜やシナモン・干し柿を煮立てて作るお茶で、冷え性や低血圧のサポート、風邪予防によく飲まれています。

・高麗人参茶

韓国の家庭で日常的に飲まれている高麗人参茶は、甘みを加えて飲みやすくしています。冷え性・疲労回復・ストレスを感じるときに飲むことが多いそうです。

他にも、日本で手に入りやすい韓国の伝統茶としてゆず茶やカリン茶があります。ジャムタイプのものはお湯に溶かして簡単に飲むことができるので、手軽に自宅で味わうことができます。

韓国の伝統菓子「韓菓」の優しい味にほっこり

また伝統茶と一緒に楽しみたいのが、韓国のスイーツである伝統菓子の「韓菓(ハンガ)」。餅菓子がベースのお菓子で、ハノンでは薬膳やなつめなどを加えて作っています。ほのかな甘みが感じられ、優しい味をしています。よもぎやカボチャを混ぜ込んだ、パンケーキのようなホットクもおすすめ。

韓国のお茶の効能について知ろう
韓菓のセット。左から、甘いおこわ、揚げトッポギにかぼちゃの種などとハチミツをかけたもの、黒胡麻の揚げ菓子。

今日の体調にあわせて、自分にあったお茶を選ぶことのできる韓国の伝統茶。韓菓と一緒に、健康に気を配った韓国の食文化を味わってみてはいかがでしょうか。

取材先
韓国CAFÉと料理教室『HANON 韓音』(ハノン)
http://hanoncafe.web.fc2.com/

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