皮まで使える! 「陳皮(ちんぴ)」を使ったみかん風呂の効果と活用法

皮まで使える! 「陳皮(ちんぴ)」を使ったみかん風呂の効果と活用法

寒い夜にこたつで食べると格別に美味しく、ビタミンと繊維質が豊富で、デザートやおやつとしても重宝されるみかん。ところで、皮をどうしていますか? 普通は捨ててしまうと思いますが、みかん皮は「陳皮(ちんぴ)」と漢方では呼ばれており、驚くべき効能があります。そんな、みかんの皮に含まれる成分と効果、その活用法について紹介します。

みかんの美味しいメリット

みかんの果肉にはビタミン、ミネラルの他に、ポリフェノール類や炭水化物のセルロースまで、豊富な栄養素が含まれています。特にビタミンCはみかんのMサイズを2個食べることで、成人の一日当たり必要な所要量を満たすことができるほどです。加えて食物繊維も豊富で、健康食品としてかなり優れているといえるでしょう。

おまけに1個当たりのカロリーは少なく、ショートケーキのわずか10分の1程度しかありません。栄養素や水分は豊富なのにも関わらず低カロリーで、食べ過ぎを気にする女性の強い味方です。

みかんの皮から作られる生薬「陳皮(ちんぴ)」の効果とは

中国では、みかんの皮を乾燥させたものを「陳皮」といい、漢方薬の原料である生薬のひとつとして古くから活用してきました。意外なことにみかんは、食用より生薬としての歴史の方が古いのです。では、いったいどんな効果が期待できるのでしょうか?

・血流の改善・冷えの予防やダイエット効果

血流は毛細血管などが縮むことで悪くなりますが、それを改善して血流をよくします。末端にまで血液を巡らせることにより、体を温め、冷えの改善なども期待できます。また、陳皮には、「リモネン」という香り成分があり、これは、リラックス効果と同時に脂肪を燃焼させる効果があるといわれています。

・消化器官の機能改善

胃酸過多や下痢の症状にもよいとされ、医薬品の成分としても使われています。ほかにも、食欲不振や吐き気、消化不良をしずめる効果もあるそうです。

・アレルギー症状の緩和

抗炎症作用により花粉症など、さまざまなアレルギー症状に対する予防効果もあるという研究結果も報告されているようです。

・生活習慣病の予防と改善

マウスを使った実験では、陳皮の含まれるエサを与えたところ、高コレステロール血症や糖尿病の予防効果があるという結果が出たそうです。

・美肌効果

皮膚コラーゲンが紫外線によって分解されることを抑制する働きがあるといわれています。さらに、陳皮に含まれる「ヘスペリジン」にはコラーゲン合成促進効果も報告されており、肌の健康を保つ効果が期待されています。

陳皮の作り方

じつは陳皮は自宅でも手軽に作ることが可能です。以下のように実践してみましょう。

1:食べ終わったみかんの皮のワックスと農薬をとる

まずはみかんの皮の農薬やワックスをとり除きましょう。このとき、みかんのへそ部分に農薬が溜まりやすいので、その部分はカットします。数時間水に浸せば薬品はほぼ落ちます。

2:ザルに広げ、天日干しで乾燥させる

水に浸し終えたら、ザルに広げ、1週間ほど干します。皮がカラカラに乾燥し、最初の量の2~3割程度のカサを目安にします。

3:そのままもしくは粉末にして保存

湿気を吸いやすいので、乾いた皮は、密閉できるガラス瓶等で湿気に注意しながら保存します。お茶や薬味として使う場合は粉末にしましょう。

陳皮のおすすめ活用法「みかん風呂」

粉末にしたものを陳皮茶や汁物、煮物の香りづけとして活用することができますが、寒さが深まるこの季節、特にオススメしたい活用法が「みかん風呂」です。
完成した陳皮を網目の細かい洗濯ネットに入れ、浴そうに浮かべるだけと簡単です。

古くから柑橘類の皮は、入浴剤のような存在として利用されてきました。現在では、柑橘類のリモネンやテルピネンといった成分がお湯に溶け出すことで、リラックス効果や体を温める血行促進効果が知られています。

果肉から皮まで、身体に嬉しい効能がたっぷり詰まったみかん。皮を捨ててしまうのはもったいないです! 寒さと健康への冬支度として活用してみませんか。


【参考】
みかんのことならのま果樹園
http://www.kajuen.co.jp/health/
macaroni 捨てないで!みかんの皮「陳皮」(ちんぴ)は風に効果抜群の漢方だった!
https://macaro-ni.jp/22472
わかさの秘密 陳皮(ちんぴ)
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/citrus-peel/

皮まで使える! 「陳皮(ちんぴ)」を使ったみかん風呂の効果と活用法

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