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春を過ぎても要注意! 5月以降も続く花粉症、原因と効果的な漢方は?

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春先は花粉症による鼻水や目のかゆみで辛い思いをしている人たちも多いでしょう。ピークを過ぎれば症状もやわらぐ人がいる一方、「5月になってもなかなか治らない」というケースもあるようです。

花粉のピークが過ぎているにもかかわらず、なぜ症状がおさまらないのでしょうか。5月になっても続く花粉症の原因と、症状を和らげるための漢方を紹介します。

花粉症は春だけじゃない

2~4月は花粉の飛散が多くなります。花粉といえばスギを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、それだけではありません。もし4月を過ぎてもまだ花粉症に苦しんでいるという人は、スギ以外の花粉が原因となっている可能性があります。

実は2月から4月だけではなく、それ以外の季節にもさまざまな花粉が飛散しているのです。代表的なものとしては、キク科のヨモギやブタクサ、カバノキ科のシラカンバやオオバヤシャブシ、ヒノキ科のヒノキ、ブナ科のコナラやクリなどが挙げられます。日本にはスギ以外にも、花粉症をひき起こす樹木や草がたくさんあります。

5月の花粉症、その原因となる植物は?

5月になっても花粉症の症状が続いている場合、下記の植物が原因となっているかもしれません。それぞれの特徴をみていきましょう。

1:カモガヤ・オオアワガエリ

牧草として栽培されるイネ科のカモガヤ、オオアワガエリの花粉は5~8月に多く飛散するため「夏の花粉症」の代表格とされています。スギ花粉と似たような鼻水やくしゃみ、目のかゆみに加えて、皮膚のかゆみなど全身症状が出やすいことが特徴です。

2:シラカンバ・ハンノキ

北海道や東北での花粉症は、カバノキ科のシラカンバやハンノキが原因であることが多いといわれます。特にシラカンバの花粉は4月中旬から6月上旬まで多く飛散するため、初夏の花粉症の原因とされることが多いです。

また、カバノキ科の花粉症の人は「口腔アレルギー症候群」にも注意が必要です。口腔アレルギー症候群とは、リンゴやキウイなどのくだものを食べた際、口の中がかゆくなったり腫れたりする症状のこと。くだもののタンパク質と、カバノキ科の花粉のタンパク質がよく似ているため、同様のアレルギー症状が起きてしまうのです。

個人差はありますが、ジュースや加熱調理されたくだものよりも、生のままで食べたときに症状が出やすいので注意しましょう。

3:ヒノキ

ヒノキの花粉が飛散する時期はスギとほぼ同じですが、通常はヒノキ花粉のほうが少し遅れて飛びはじめます。ピークは3月前半から4月末ですが、5月もまだ多く飛散するのが特徴。スギ花粉の終わり頃に、ヒノキ花粉による症状が加わって悪化することもあるので、飛散情報を確認しながら対策に努めましょう。

花粉症を和らげるための漢方

漢方医学では、花粉症特有の症状を「体内の水分バランスの異常」と捉えています。鼻水や涙目は、本来は不要な部位に水分がたまってしまうことにより起こる症状。そのため漢方で花粉症を和らげる際には、水分バランスの異常を解消して整える「利水剤」を用いるのが一般的です。大切なのは、症状に合わせた薬を選ぶこと。おすすめの漢方を2つ紹介しましょう。

・小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

透明でサラサラとした鼻水が止まらないという症状には「小青竜湯」がおススメ。花粉症を和らげるために用いられる漢方の代表格です。鼻炎の症状は基本的に、水のようにサラサラした透明な鼻水が出る「寒証の症状」からスタートします。簡単にいうと、身体が冷やされて起こる症状のことです。

小青竜湯は、冷えた部分を温めながら水分代謝を促すとともに、鼻水やくしゃみの症状を抑える働きがあるといわれます。眠くなる成分が入っていないため、仕事中や車の運転をするときに服用してもOK。花粉症だけでなく、鼻風邪やアレルギー性鼻炎にも効果が期待できるため、春はもちろん秋~冬にかけても使うことができます。

・荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

ネバネバとした粘り気のある黄色い鼻水が出る場合は、鼻炎が慢性化し「熱証の症状」に変わってきている証拠です。鼻の粘膜の炎症がひどくなり鼻づまりが悪化、菌も繁殖しやすくなるため、鼻水の色が黄色や緑色に変わってくるのです。

そんな熱証の症状に対して役立つといわれるのが「荊芥連翹湯」。熱を冷ますことで鼻づまりなどの症状を和らげる漢方です。花粉症以外にも、ちくのう症やそれにともなう中耳炎、慢性扁桃炎、にきびなどにも効果が期待でき、幅広く使われている漢方薬です。こちらも眠くなる成分が入っていないのがうれしいです。

花粉症は春先だけと思いがちですが、それ以外の季節にも同じような症状が出る可能性があります。時期によって飛散する花粉の種類が異なることを知った上で、症状に合わせた漢方を用いるなどしっかりと対策を取りましょう。

【参考】
スギ花粉飛散開始日前の症状発現に関する調査報告:第2報 <2017年シーズン>(花粉問題対策事業者協議会)
https://www.kafunbusiness.org/survey_report_2017

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